地デジチューナーを買い替えた

PCで地デジを見るときには、MonsterTV HDUCというチューナーを使っていた。このチューナーのリビジョンCまでは、地デジの暗号を解いてMPEG2-TSを取り出す、いわゆるTS抜きが可能だった。
僕が買ったときには対策ずみのリビジョンDはなかったので、MonsterTV HDUCはすべてTS抜きできた。TS抜きできるチューナーを選んだのは、録画した番組を自由にコピーしたかったからではない。なにかと評判の悪いチューナーメーカー提供の視聴ソフトウェアではなく、TS抜きできるチューナーで使えるTVTestを使いたかったからだ。

OSをWindows 7 64bitに入れ替えるまでは、TS抜きの設定をしてTVTestを使っていた。しかし、OSを入れ替えたときに64bitのTS抜きの設定が難しかったので、TVTestをあきらめてメーカーが提供している視聴ソフトウェアを使うことにした。

これがあきれるほどにできが悪くて、フルスクリーン表示すらできない。画面いっぱいに表示はできるけれど枠が残る。それとAeroでは使えなくて起動するとテーマがベーシックに変更される。ベーシックだと3Dアクセラレーションが効かないので、画面の片隅にテレビを表示しながら作業をしているとウィンドウの描画が遅くなる。

そこで、まともな視聴ソフトウェアを使えるチューナーに買い替えることにした。調べたところ、録画にこだわらないならWindows Media Center専用のチューナーがよいらしいので、一番安かったバッファローDT-H10/U7を買った。

チューナーの設定はすごく簡単だった。Windows Media Centerの設定で最初に郵便番号を入れるのに、あとで全国から地域を選ばせるのは謎だったけど。インストールされたデバイスドライバーは1つだけだった。TVチューナーのソフトウェアでありがちな変なプログラムが常駐することもなかった。Windows Media Centerが面倒を見るからいらないのだろう。

まだ少し使ってみただけだが、Windows Media Centerの地デジ視聴機能はとてもよくできていると思う。データ放送で使う4色のボタンまで用意されているとは思わなかった。当然だがフルスクリーンとAeroはどちらもまったく問題ない。このあたりが一番気になる僕には、Windows Media Center専用チューナーがぴったりということなのだろう。