Windows 7でBluetooth A2DP対応レシーバーを使う

ノートPCにつないでいるヘッドホンケーブルがうっとうしいのでBluetoothで無線化することにした。安かったのでこのレシーバーを買ってペアリングしてみたけど、Bluetooth周辺デバイスのドライバーが見付からないと言われて使えなかった。たしかに説明書にはスマートフォンや携帯にはつながると書いてあるけど、PCにつながるとはどこにも書いてない。
Bluetoothで音楽を飛ばすためには機器がA2DPに対応している必要がある。Windows 7A2DPに対応しているとどこかで読んだ記憶があったので、対応しているものと思っていた。しかし調べてみたら、RCまでは対応していたけど製品では削除されたらしい。これではオーディオレシーバーはつながらない。

調べたらBroadcomのダウンロードページBluetoothのドライバーをダウンロードしてインストールすればいいことがわかったので試してみた。しかし、VAIO type ZのBluetoothのチップはBroadcomなのに、デバイスの認識に失敗してうまくいかなかった。さらに調べたらBroadcomで配っているのはアップデーターなので、先に古いのをインストールしておく必要があることがわかった。そういえばWindows 7の標準のドライバーで認識されたので、特にドライバーはインストールしていなかった。

そこで、まずアメリカのVGN-Z690のサポートサイトからAlps Bluetooth Driverをダウンロードして、universal extractorで展開してインストールした。続いてBroadcomのアップデーターを実行したところうまくいった。オーディオレシーバーをペアリングしてみたら今度はきちんと認識されて、オーディオの再生デバイスとして選択できるようになった。

こうして使えるようにはなったんだけど、聴いてみたらホワイトノイズがひどくて、いい音で聴きたいコンテンツには使えない感じ。安物だから仕方ないけどね。Bluetoothのマウスと違って、レシーバーの電源を入れたらWindowsから接続しないといけないのが少し面倒くさい。ペアリングしたときに接続のためのショートカットがスタートメニューに作られるので、ひどく面倒ではないけれど。

使えるまでに苦労したし、使えるようにはなったけれども残念な音質の製品だった。とはいえ、Bluetoothのオーディオレシーバーがどんなものか知りたくて買ったお試し品なので、その役割は十分に果たしてくれた。なにかいい製品が出たら買い換えよう。