ノートPCのサブディスプレイを買ってみた

昔から画面が狭いことを苦にしないタイプで、ノートPCの画面の1600×900で満足していた。しかし、最近Twitterサブアカウントを使うようになって、タイムラインが二つだと画面の片すみで監視するのが難しくなった。われながらしょうもない動機だが、これを解決するためにノートPCにUSBだけでつながるサブディスプレイを付けることにした。
最初に購入したのはCENTURYのplus one (LCD-9700U3)だ。解像度も大きさもちょうどよかったからだ。17,840円と高くて、そこそこいいディスプレイが買える値段だったが、机の広さの都合でこれくらいしか置けないのでしかたがない。

使ってみて驚いたのが液晶の品質の低さだ。色合いが黄色っぽく、画面の上下からバックライトがムラになって漏れている。WikipediaによればIPS方式には色温度が低くなる特性を修正する回路が必要だそうだが、それが入っていないように見える。色温度を調節する機能もない。

あまりにもひどいのでサポートに連絡したら、初期のiPadと同じパネルを使っているのでそんなにひどいはずがないと言われた。一度リペアセンターで状態を見てもらうことになり送付したところ、不良品ではないと言われてそのまま返ってきた。あらかじめ初期不良として返品しても構わないとの言質を取ってあったので、Amazonに返品して無事返金された。

CENTURYは他にもサブディスプレイを出しているが、IPS液晶なのはこれだけだ。ひょっとしたら他の方式の液晶ならまともな品質なのではないかと思い、もう一つ購入してみることにした。

次に購入したのは、plus one (LCD-10000U2)で14,970円だった。これの液晶の品質もがっかりだった。まず視野角が実にせまい。少しでも上下にずれると見づらくなる。それとノングレア加工が強すぎて画面が白っぽくなっている。あとドットピッチが小さすぎた。普段使っているVAIO type Zもかなり小さいので平気かと思ったが、画面の品質の低さと相まってすごく見づらい。これでは使用に耐えないが、初期不良というわけにもいかないのでヤフオクで売りとばした。

これまで僕の知っている一番ひどい品質の液晶は、母親が使っている安いLenovoのノートPCのものだったが、下には下があるのだなと思った。

[2013/1/18 追記]
いろいろな液晶ディスプレイと比べてみてわかったのだが、LCD-9700U3の色合いが黄色く感じたのは、僕が普段使っている液晶ディスプレイの色温度が高いからだった。バックライト漏れはあるが、色合いに関していえばそれほど黄色いわけではないようだ。