Intel SSDのファームウェアをUSBメモリで更新した

先日Intel SSD 320シリーズの8MB問題を解決するファームウェアが公開された。CD-ROMのISOイメージで提供されているのだが、メディアを無駄遣いするのが嫌だったのでUSBメモリを使って更新してみた。
今回のファームウェアではないけれども、IntelSSDファームウェアの更新をUSBメモリで行う方法を書いてあるページはいくつか見つかった。どれも大筋は同じで、ISOイメージをUniversal Extractorで展開して、FreeDOSのシステムファイルを取り出して、HP USB Disk Storage Format Toolでブート可能なUSBメモリを作るというものだ。

残念ながら、これが通用するのは2GB以下のUSBメモリだけだ。僕が持っているのは4GBなのでダメだった。HP USB Disk Storage Format Toolは2GBより大きいUSBメモリを検出すると、フォーマットがFAT32NTFSしか選択できなくなる。しかし、FAT32を読めるブートセクタを作れないので、このツールでブート可能なUSBメモリは作れない。

この問題を解決する方法はいくつかある。一番簡単だと思ったのはSyslinuxというブートローダを使う方法だ。Creating FreeDOS USB boot stick for BIOS flashingにあるbootstick.zipを取ってきて、このページに示されている手順通りにすれば、FreeDOSがブートするUSBメモリができる。あとはISOイメージから取り出したFirmware Update Tool (iSSDFUT.exe)をUSBメモリに入れておいて、FreeDOSがブートしたら実行してやればいい。